喉をひらくってなに?
歌が上手くなりたいで検索したり、歌の練習をしていると必ず出てくるワード
「喉をひらく」
そう言われても「喉をひらく」って実際どういうことですか?って話になりますよね。
喉をひらくことは声を響かせるために必要なことです。
ひらいて歌うことにより、より声に厚みが増します。
・舌根が下がっている
・軟口蓋が上がっている
(軟口蓋とは上顎の柔らかい部分)
・顎が落ちている
この状態が喉が開いている状態です。
あくびをしている時がこの状態に一番近いです。
喉をひらくことはみんなできますが普段から使ってますか?と聞かれたらほんとんだ使っていません。
なのでまずはトレーニングをして感覚を掴めるようにしましょう!
眉と口角を上げます。
この時に、舌根と顎のことは意識しなくて大丈夫です。
そうすると軟口蓋が上がり少し引っ張られている様な感覚になりますその状態で1分間キープしてください。
それを3セット繰り返し行なってください。
これをするだけでだいぶ声の響きが変わります。
他にも「ネイネイ」や「が」て発音練習すると良いです!
何かしながらでもトレーニングはできるので挑戦してみましょう!
この歌い方はSuperflyさんやMISIAさん、平原綾香さんなどの歌い方に似ています。
とてもパワフルででも無理に出していない歌い方をしてます。
この方々の喉のひらきを真似してみるのも良いでね!
喉を痛めない歌い方
高い声を出し続けていたり、喉で歌っているとどうしても喉が痛くなってしまうことがありますよね?
そのまま出し続けていてもさらに喉を痛め、悪化する原因になります。
また、わかっていって酷使し続けると声帯ポリープといって喉の炎症を引き起こしたり、声帯結節という声帯にタコのようなものができたりします。
歌を楽しく歌う、上手く歌えるようになるためにもまずは正しい使い方を覚えましょう。
今すぐにでもできることは、
タバコ、アルコールを控える方です。
タバコやアルコールは喉の粘膜にダメージを与えています。
その状態で無理に声を出していると喉を痛める原因になります。
椎名林檎さんは喉を痛めたことが原因で禁煙されています。
またJUJUさんもタバコをやめたことにより2オクターブも音域が広がったそうです。
このようにプロの歌手でも大きな原因を与えていることがわかります。
喉を痛めない歌い方をしたい、もっと音域を広げたい方にはすぐにでもタバコ、アルコールを控えましょう。
次に喉を痛める原因に多いのは喉を締めた歌い方をしていることです。
喉を締めた状態で高い声や無理に出しているとこれもまた喉を痛めます。
喉に負担をかけずに歌うには肩の力を抜き、リラックスした状態で歌うことを意識してください。
また、舌根が上がっていたり舌に余計な力が入っていても喉を痛めてしまいます。
なのでまずは力を抜いて歌いましょう。
特に力が入りやすいのは高音の部分だと思います。
高音では顎が上がりやすくなるので顎を上げずに歌うことも意識してください!
すこしでも意識するので声の出し方や負担のかかり方はだいぶ変わってきます。
喉を痛めて歌うことが苦にならない様にするためにも意識して練習することが大切です。
カラオケが下手な人の特徴とその改善法③
前回までに、「音程」「リズム感」「安定性」について紹介してきました。
今回は残りの2つの「表現力、抑揚」と「選曲」について紹介していきます。
【表現力、抑揚】
カラオケ採点の中でも特に抑揚は9割をしめています。抑揚で高得点を取れれば表現力の部分でも8割〜9割は取ることも可能になってきます。
音程があっていても高得点に繋がらないと言う人はこの表現力、抑揚という技術を磨いて高得点に繋げていきましょう!
抑揚は声の強と弱の波です。
曲の中で高いところが一番盛り上がるところになります。
高い音程は明るい印象を与えるのでそこだけを強く音量を上げて歌うとその部分だけ強いイメージを与えることができます。
しかし、高い音程が当てはまるところだけを強調し前後との歌詞を極端に弱くしてしまうと不自然に聞こえてしまうので、放物線を描くように徐々に大きく、小さくしていきましょう。
表現力については歌詞に感情移入することが重要になってきます。
また、顔の表情や表現でも変わってきます。
悲しい歌を歌うときに嬉しい時の顔をして歌っても悲しそうには聞こえないですよね。
悲しい曲なのであればしゅんとしたように、楽しい曲なのであれば楽しい気持ちで歌うだけでも声のトーンは変わってくるのでそれだけで表現力は変わってきます。
これを意識するだけでカラオケ採点5〜10点も変わってきます。
YouTuberのおしらさんや手越祐也さんもこのような指導をしています。
今まで通り抑揚のない歌い方をしていても音痴と言われるだけで変わりません。
これは今日からでもできる方法なのでカラオケ採点で挑戦してください!
【選曲】
歌いやすい曲というのは人それぞれ違います。
「曲がカッコいい」
「好きなアーティストの曲だから」
とさまざまな理由でチョイスしますが果たして、その曲が自分に合っているのかといわれても実際にはわかりませよね。
私も実際には何があっているのかは分かりません。
声の低い人がLiSAさんの紅蓮華を歌えと言われて原キーで歌えるかと言われたら高確率で歌えないし、喉を痛める原因になりかねません。
なので、まずは自分の音域にあっている、歌いやすい音域、または似た声質のアーティストさんの曲を選んであげることが最適です。
次にBPM70〜110くらいの速さの曲を選びましょう。
※BPM=テンポ、曲の速さ
そして、言葉数の少ない曲を選びましょう。
曲が速すぎてもリズムが崩れてしまったり、歌詞が聞き取れなかったりするとマイナス点に繋がるのでなるべくゆっくりと言葉数の少ない曲を選ぶことがポイントです。
無理なく歌える音域の曲を選ぶことが一番得点にも繋がりやすく、音程も安定して歌うことができます。
まずはどんな曲が自分に合っているいるか今すぐ探して練習してみましょう!
カラオケが下手な人特徴とその改善法②
前回は音程について説明していきました
今回は「リズム感」と「安定性」について説明していきたいと思います。
【リズム感】
リズム感とは、リズムを感じ取れる能力、一定のリズムを刻める技術のことを言います。
リズム感がないと歌の入りだしを間違えたり、
歌っている途中に段々とずれていってしまいます。
リズム感を鍛えればカッコ良く歌うことができるのでまずは練習してみましょう!
最初はメトロノームを使って練習してみましょう!
メトロノームのテンポは40〜60くらいの速さで大丈夫です。
リズムが崩れないようにゆっくりなテンポで練習していき、徐々に慣れてきたらだんだんとテンポを速くしていきましょう。
メトロノームの準備ができたら
・「カチッ、カチッ」と言う音に合わせて手拍子をとる
・「1.2.3.4」と声を出しながら手拍子をする
メトロノームの練習はとても飽きやすいですが、まずはここからテンポを崩さずに挑戦してみましょう!
応用編として、
・歌いながら手を叩きリズムをとる
・歌いながら足踏みしリズムをとる
この練習方法は最初はリズムが崩れやすいのでこちらもテンポをゆっくりにし、徐々にテンポを上げて練習していきましょう!
【安定性】
安定性のある歌声とは、
・音程がぶれない
・声の大きさがぶれない
・音の響きが変わらない
などが挙げられます。
特にその中でも音程のブレがないことが一番安定性につながります。
ロングトーンで音がずれてしまったり、
音のでだしがしゃくりで入ってしまう
など心当たりがある場合は音程がふらついてる可能性が高いです。
安定して出せるようにするにはまずは基礎が大切になります。
以前お伝えした、腹式呼吸とリップロールなどを重点的にやってみると良いでしょう。
カラオケが下手な人の特徴とその改善法①
歌が下手な人の原因は人それぞれです。
おもな原因としてこの5つが挙げられます
・音程があっていない
・リズム感がない
・安定性
・表現力、抑揚がない
・選曲
今回はその方でも「音程」についての解説をしていきます。
【音程】
歌が下手な人の共通点で特に多いのは音程があっていないことです。
どんなに魅力的な声を持っていても音程があっていなければよい歌は歌えません。
音程がとれない人のパターンとして大きくこの2つに分かれます。
①音程がわからない
②正しい音が出せない
①の音程がわからないパターンの人はインプットがちゃん出来ていない人です。
繰り返し何回も同じ曲を聴いて音程を覚えましょう。
また、「ドレミファソラシド」の音階が頭の中でイメージがなかったりします。
今はピアノが弾けるアプリがあると思うのでそれを弾きながら音階をインプットするのも良いです。
②の正しい音程が出せないタイプの人はアウトプットができていない人です。
音程はわかるのにいざ歌ってみるとわからなくなってしまうという現象がおきます。
その場合は鼻歌で曲と一緒に歌ってみましょう。
手を耳に当てると自分の声が良く聞こえます。
そこでどこがずれているのか、あっていないのか認識できると思います。
または、自分の歌を録音してどこがずれているのか確認してそこを何度も練習するのも良いです。
音程は歌にとって一番大切です!
音程がちゃんととれてそれがみんなに伝わり始めて歌になります。
なのでまずは音程をしっかりと覚えて歌につなげていきましょう!
歌が上手くなるには滑舌も重要になる
歌において滑舌や発音はとても大切になります
滑舌が悪いと何を言っているかわからないと言われたり、アップテンポの曲やラップ調の曲などうまく歌えません。
ちなみに、私はとても滑舌が悪いうえに早口で喋る癖があるため話している時など何を言っているか分からないとよく言われました。
勿論歌を歌っている時でも言われます。
声優をやっている友達に直接指導してもらい、この練習方法で私は滑舌がよくなりまたし!
この練習方法は声優や役者のかたがよくやる練習方法でそれを今からお伝えします!
【滑舌練習方法】
1.外郎売
外郎売(ういろううり)とは歌舞伎演目のひとつで声優やアナウンサー、俳優を目指す方にはおなじみの練習方法です。
「拙者親方と申すは、お立ち合いの中にご存じの方もござりましょうが、お江戸を発って二十里上方」…これはまだまだ外郎売の序章に過ぎません。
めっちゃ長いです!
外郎売の台詞の中にも早口言葉のようなものが含まれていたりします。
これは演技力が鍛えられるだけでなく、滑舌も鍛えられることから声の仕事をするかたにはもってこいの練習です!
2.早口言葉
早口言葉は滑舌の改善には有効です。
最初はゆっくりでも良いので確実に言えるようにしましょう!
3.母音法
日本語は「母音(あいうえお)」と「子音」の組み合わせでできています。
母音は言葉の土台の部分となります。
その部分をしっかりと言えるようになるとはっきりした声で発音できるようになります。
例えば
「ありがとうございます」では
「あいあおうおあいあう」になります
この母音をはっきり聞こえるように練習しましょう。
また、これは歌を歌っている時にも有効です!
「きみがぼくのまえにあらわれたひから
なにもかもがちがくみえたんだ」
という歌詞があったとしますそれを母音に変えると、
「いいあおうおあえいあああえあいああ
あいおあおあいあういえあうあ」
となります。
このように曲に合わせながら母音で歌う練習方法もあります。
4.舌筋トレーニング
舌根を柔らかくしてあげることによって発音や滑舌が良くなります。
トレーニング方法として
・歯茎を添わせるように舌を左右に10回ずつ回す
・タングトリル
(舌を前歯の裏に軽くつけ息を吐きながら
「トゥルルル」という音を出す)
・「あ」と「え」の「え」の時に舌をだしながら交互に言う
これらを1日5分づつやるだけで1ヶ月で劇的に滑舌が良くなります!
滑舌がよかなることでより相手に伝わりやすくなったり歌う時にも聞き取りにくくなるので隙間時間で練習しましょう!
歌う前にはウォーミングアップ
あなたは歌う前にストレッチやウォーミングアップをしていますか?
こう聞かれて歌う時にウォーミングアップって必要なの?って思ったかもしれません。
例えば野球の試合でピッチャーがアップなしで投球をしたらどうなるでしょう。
もちろん肩を痛める原因につながります。
陸上選手がストレッチなしで走った場合、これもまた足を痛め、ケガの原因につながりますよね
歌う時も同様にストレッチをしてあげないと故障の原因になります。
なので声を出しやすくする、喉を枯れさせないようにするためのストレッチ方法をお伝えします!
【顔のストレッチ】
1.「あ」と「お」の口の形を交互にする
2.「びっくりした顔」と「酸っぱいものを食べた時の顔」を交互にする
1と2は大袈裟にやるくらいが丁度良いです!
【喉、舌のストレッチ】
1.口を閉じた状態で舌を歯茎にそわせながら右に10周、左に10周回す
2.上を向いて舌を上に出したり引っ込めたりする
3.ラップロール
【首、肩のストレッチ】
1.首を左右にゆっくりと回す
2.首を右に10秒、左に10秒傾けて筋を伸ばす
3.肩を回す
4.両手を組んで上に大きく伸びをする
5.片方の手首を持ち横に倒す
これらを歌う前にやる事でだいぶ歌いやすくなります!
特に、顔、喉、舌のストレッチをやることで劇的に変化します!
是非挑戦してみてください!